米作りの合間のお楽しみ

伊勢原の里山でなぜ紙漉き?紙漉きの産地では米作りの閑散期、稲刈り後の仕事でもあったといわれています。またSDGSの考え方としても、和紙を漉く行為は、今の時代においても見直されるべき、環境にも優しい、持続可能な物づくりです。だからこそこの場所で紙漉をみんなで体験してみたかったのです。

今回は希望者のみの参加申し込みにしました。6月12日、19日と2回に分けて実施し、初日は和紙の原料の楮(コウゾ)を田んぼの回りにたくさん自生するヨモギで染めることをしました。野外での染めはヨモギを煮詰める大鍋の準備、水の確保、ぐつぐつ煮る火加減の調節と想像もしていなかったことに戸惑うことばかり。会員、オーナーの皆さんの協力があってこそ何とか染色完了!

2回目は紙漉き、やはり水の確保にバタバタ、川の水をポンプでくみ上げて何とか確保できました。こんなフワフワの繊維のかたまりから紙ができるの?と驚きの声を聴きながら、紙を漉く行為をみんなで楽しみました。里山ならではの草花入りのオンリーワンの、とっても素敵なはがきが出来上がりました。ブラボー❣