ちょっと昔の脱穀体験

脱穀の日です。機械で大量に脱穀を進めるのに平行して、大正~昭和初期頃の脱穀と思われる作業の体験をしました。

 

まず登場したのは足踏み脱穀機。ペダルを踏むとドラムが回り、その回っているドラムに稲の先をくっつけると、パチパチ音をたてて籾が外れて下に落ちます。

簡単そうに見えて、ペダルを踏むタイミングによってはドラムが反対回りになってしまい、一筋縄ではいきません。

次に登場したのは、古民家博物館にありそうな、唐箕(とうみ)という機械。先ほど脱穀した籾を上の口から投入しながら、手でハンドルを回して風をおこします。すると、重い籾は手前に落ち、軽い藁ゴミは風で吹き飛ばされます。このしくみ、風選というのだそうです。

ハンドルを回す勢いが強いと風も強すぎて、籾まで外に飛んでいってしまいます。ちょうどいい速さでハンドルを回すのは、子供達が上手でした。

この二つの素朴な機械を使って、脱穀完了となります。

ちょっと昔の脱穀体験。農作業のたいへんさを感じたり、一粒も無駄にしない心を育んだりっていうお勉強にもなりますけど、子供達とわいわいガヤガヤ楽しく作業できて、何よりでした(^_^)V (なっし)